香林農園の歩み

夢をつないで

1984年、帯広市拓成町で山羊のチーズをつくる山羊牧場が始動しました。当時、栃木から憧れの北海道に来て酪農実習をしていた父は、知り合いに声をかけられ山羊飼いとしてその牧場に参加しました。

1987年、父と母はハーブや野菜の栽培・販売をする香林農園を始めました。屋号の「香林」はハーブのイメージにちなんでつけられています。

1996年、10年程続いた山羊牧場が解散し、香林農園がそのまま山羊とチーズ製造を引き継ぎ、牛も飼い始めました。

1998年には拓成町内の高台に土地を見つけ、移転しました。

昔、離農地は誰のものでも無いと思っていた父がやっと手に入れた農地。”この小さな農場が私のキャンバス。百年かけて仕上げてゆく”と言って、2020年10月までコツコツ農場を造り続けました。

2020年に父が亡くなってからは牛を手放し、母と二人で山羊のチーズづくりを続けてきました。

父が描いたキャンバスを引継ぎ、少しずつ色を足しています。

2024年3月に一頭(写真右;はな)、同年12月にさらにもう一頭(写真左;モリ―)
ブラウンスイス牛を迎い入れ、牛のチーズ製造を再開しました。

2025年4月、働き者の夫が加わり香林農園は三人体制となりました。

日々、農場では物語がうまれ、
夢はつながれていきます。